日常生活に制限なく健康的に過ごせる期間、つまり介護などを必要とせず自立して社会的に健康な日常生活を送れる期間を「健康寿命」と呼びます。
平均寿命と健康寿命の差
日本が世界有数の長寿国と呼ばれるようになって久しいですが、これは平均寿命の話です。
2016年のデータによると、平均寿命と健康寿命の間には、男性で約9年、女性では12年以上と大きな差があり、それだけの期間、介護などを必要とする生活を送らなければならない可能性があるということです。
健康寿命を伸ばそう
内閣府の世論調査で、貯蓄や投資など「将来に備える」か、「毎日の生活を楽しむ」かの生活者意識を年齢別に見ると、40歳代までは「将来に備える」派が多数ですが、50歳代では「毎日の生活を楽しむ」派の方が多くなり、60歳代ではおよそ8割を占めています。
高齢になると、毎日を楽しみ、QOL(生活の質)を高めようとする意識が強くなります。まさにそのQOLを損なう原因を可能性を減らすためには「予防医療」が有効であり、特に1次予防に効果の高い東洋医学へ世界的に強い関心が向けられています。